
昔々、日本の百貨店にも必ずいて、テレビドラマにもなった「エレベーターガール」。なんとミネアポリスにもエレベーターを操作する女性がいます。私もこちらに来た当初、「珍しいな~アメリカでは」と思ったのが、ヤング・クインランという商業ビルの昔ながらの大きなエレベーターを操作していた女性。このビルはその昔エリザベス・クインランという女性が経営する先端のデパートだったもので、今は1階がスターバックスや宝飾店など、2階から上がオフィスになっています。でもこのエレベーター、この名物「エレベーターガール」が操作するただ一機のエレベーターです。かっちりしたスーツ姿に真白い手袋で、にこやかに乗り降りする人を迎え、目的の階へと運んでくれたミリーさんは、半世紀近くこのエレベーターを操作していたということです。彼女の名刺は「エレベーター・オペレーター」となっているそうです。
このヤング・クインラン・ビルのエレベーターがミネアポリス唯一の公共手動エレベーターということです。角には折り畳み式の小さなベンチが備えてあったりして、ほのぼのした感じ。白い手袋の女性が操作するというだけで、何かちょっと気品すら感じるではありませんか。
名物オペレーターだったミリーさんは数週間前にとうとう引退されました。ビルのオーナーは新しい人を配置するかどうかわからないそうで、「エレベーターガール」を見られないのはさびしい限りです。