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2008年03月
モダンダンスの夕べ。 友人に誘われて、ミネアポリスのノースイーストにあるリッツシアターへ、モダンダンスを観に行きました。このリッツシアターは、アートアベニューと呼ばれる通りにあります。隣り近所はギャラリーやアーティスティックなジュエリーなどを扱うお店、そして地元で人気のレストランやバーが並んでいます。もともと打ち捨てられた昔の劇場を地元のグループで地道に改装し、主にダンスやパフォーマンスアートを上演するシアターして甦らせました。中はアーティストのお手製のガラス細工の電灯や、アンティークの椅子など、ところどころに手作り感が漂っています。シアターの座席も有名な市内の劇場が移築する際に放出されたシートを寄せ集めたり、とにかく予算がなくとも、何とか「おらが地区に良いパフォーミングシアターつくるだ!」の意気込みで運営されているのです。
 地元のダンサーだけでなく、ニューヨークやまた世界からバラエティある、時には実験的なダンスやパフォーマンスが披露されています。
 この夜のモダンダンスは地元の振り付け師率いるダンスグループのものでした。友人は「モダンダンスは踊らない」と言うので、躍動感あふれる普段観に行くダンスとは違うとは思っていましたが、やはりちょっと戸惑いましたね。普段観るだんすというのは、やはり鍛えられた肉体とダンス技術を堪能するのですが、モダンダンスというのは「動き」やどちらかといえば、パントマイムのような振り付けが多いこと、時には台詞等が入ったり、全く音楽がなかったり。以前日本の舞踏というのを観たんですが、それとも違う、欧米のモダンダンスというのは形容しがたいものがあります、時々。
 最初の作品で酔っぱらった悲観的な女性の様子を観た後、友人の顔を下目使いに見たら、「次の作品にチャンスをあげてよ」と言われ、仕方なく次のダンスを鑑賞。すると、きちんとダンサーらしい人たちが出演して、動きも面白くなりました。結局最後のダンスまで楽しみました。
 ミネアポリス/セントポールはサンフランシスコやニューヨーク、ワシントンDCなどのダンスシーンに劣らない高い水準を持つ街と、ダンス専門誌にも評価されているそうです。確かに365日、どこかでダンスパフォーマンスが行なわれています。民族色も華やかで、中国、韓国、インド、中近東、フラメンコなど様々な舞踏団が活動し定期的に公演を行なっています。実は穴場かもしれないと思います。

www.ritztheaterfoundation.org
昔のスネリング砦ミネアポリス美術館にはミネソタの昔の景観を描いた作品を展示しているギャラリーもあります。そこには、スネリング砦を描いたものもあります。
昔はこんな感じだったんですね。こうした砦がアメリカ中にあった訳です。
投稿者 Husky15 21日 06:03 | コメント(0) | アート
ヒストリック・フォートスネリングの景観お土産屋で馬鹿をしている写真ではなく、全景をどうぞ。ここへは、車以外ですと、ライトレールに乗って「フォートスネリング駅』で降り、徒歩15分です。
スネリング砦 今年ミネソタ州は32番目の合衆国の州になってから150年。5月には150周年記念の祭典が開かれる予定です。ミネソタの様々な歴史を掘り起こし保護し、次世代に伝えていこうという団体がミネソタ歴史協会です。先日遊びに行った歴史センターを中心に州内には26箇所の歴史的な場所と博物館などが、協会によって運営されています。歴史協会は実際州の成立より古くから活動しているのだそうです。まだミネソタ州がテリトリーと呼ばれていた頃からだそうです。歴史協会にも歴史がある訳です。(尊敬。)
 先日仕事で、空港の近くにあるフォート・スネリング(スネリング砦)へ行ってきました。小高い丘のミネソタ河とミシシッピ河が交わるあたりに今も一部を残す1820年代から建つ砦です。テリトリーの兵隊、開拓民、河を行き来するヨーロッパからの商人たちが住んでいたところです。5月から9月まで、実際に当時の扮装をした人々が当時の生活を再現し、見学やイベントが行われます。敷地内には1900年代に入って軍に使用された建物も残っています。ここは第二次世界大戦中、内陸部に追いやられた日系人の志願兵が日本語を学び、暗号解読等の訓練を受けていたことでも知られています。
 そうした展示が見られる建物には開拓時代やそうした文化に関連のある本やギフトを扱ったショップもあります。結構楽しく見て回れるギフトショップです。「大草原の小さな家」のような女性の開拓者がかぶっていた布の帽子をかぶったりして遊んでしまいました。(恐縮。)
 独立記念日には当時の大砲などを用いたパレード、式典などがあり、これはお勧めです。それ以外の日もちょっとタイムスリップしたようなひとときを過ごせます。砦の外にはネイティブ・アメリカンの居住区があったりしたことも想像に難しくありません。
www.mnhs.org/fortsnelling
ミネソタの事が知りたい?~ミネソタ歴史センター 先日セントポール市内にあるミネソタ歴史センター(Minnesota History Center)に行ってきました。ここには数回来ていますが、今だにミネソタのすべてを学ぶまでにはいたっていません。ミネソタってどんなところだろう、と思う方、ミネソタに観光に来られた方にはぜひお薦めしたいミュージアムです。
 このヒストリー・センターやミネソタ州に点在する歴史的な史跡やミュージアム26ケ所を管理し、ミネソタ州の歴史を後世にまで伝える活動をしているのが、ミネソタ歴史協会(Minnesota Historical Society)です。今年はミネソタ州州政150周年ということもあって、ミネソタ州の歴史を知るには良い機会だと思います。特に今それに合わせて、「MN150」という展示が行われているので、ぜひどうぞ。ミネソタに関わる有名なもの、有名人、出来事などをミネソタの一般の人々の選出で集めたものです。
 センター内は石造りのすっきりした建物で、3、4ケ所のギャラリーで常設展や特別展が行なわれています。ミネソタに関する事なら、政治から特産、生活、歴史、とにかく何でも理解できるようになっています。センターでは歴史資料を閲覧出来ることもできます。
 有名人といえば、ミネアポリス出身のミュージシャン、プリンスの初期の頃の衣装が展示され、彼の音楽を視聴することもできます。ミネソタ州ヒビンという町で生まれ育ち、ミネソタ大学でキャリアをスタートさせたボブ・ディランのコーナーもあります。ミネアポリスで一番最初にオープンしたデパートは、エリザベス・クインランという女性が買い付けてきたパリのモードや最新のファッションを売り出していました。そのデパートの帽子箱などもなかなか浪漫がある小物です。
 行く度に、へぇーと改めて思う事しきり。歴史というのは、ただ一州のことだけでも奥が深いものです。
 今年の展示の超目玉は9月に予定されている「ヴァチカンの至宝展」です。全米4都市限定の展示ツアーで、今だかつてヴァチカン外に出た事のないものも含まれているということで、今からちまたの期待が集まっています。
 そうそう、センターのギフトショップとカフェも見逃せません。私も4ドルで遠吠えする狼のぬいぐるみのついたキーチェーンを購入。また、ナショナル・ジオグラフィックなどに作品を発表するミネソタ州在住の自然写真家ジム・ブランデンバーグの美しい写真のカードなどは必ず何枚か買ってしまいます。そろそろ歴史協会のメンバーになろうかとも思っているところです。
www.mnhs.org
投稿者 Husky15 11日 02:47 | コメント(0) | 観光
コーヒー好きが集まる一大コンベンション。 ミネアポリスのコンベンション・センターはシカゴやラスベガス程大きくはないですが、なかなか整っていて、評価も高いそうです。ここではペットショーやガーデンショーのような一般向けのものから、団体やアソシエーションを持つ専門的なコンベンションなど、毎日のように何かしら開催されています。
 さて、コーヒーはお好きでしょうか?今や日本でもスターバックスを始め、コーヒー・チェーンが林立する勢いですが、アメリカでも最早コーヒーショップの「ラテ」やら「カプチーノ」がないと始まらない生活になってきています。
 そんな中、今年の5月に国際的なコーヒーのコンベンションがミネアポリスで開催されるということを知りました。「スペシャリティ・コーヒー・アソシエーション・オブ・アメリカ(SCAA)」のコンベンションです。この団体は世界で最も規模の大きな、コーヒーメーカー、コーヒー栽培者、企業、コーヒー店などの会員からなる組織で、コーヒー文化を末永く定着させ、クオリティの高いコーヒーを広めるということを使命とする団体なんだそうです。コーヒー業界にとっては、かなり大きなコンベンションだということ。このSCAAには一般消費者会員というのもあって、これはもうコーヒー嗜好者の方々です。
 スペシャリティー・コーヒーというのはきちんと栽培から豆のロースティングの技術、コーヒーの入れ方(ブリューイングというんですね。)まで、そのすべてにおいて、美味しいコーヒーを作る職人でなきゃいけないということらしいです。
で、このコンベンションでは、「バリスタ」の全米コンテストというのも目玉です。「バリスタ」というのはどうやらコーヒーを入れる人のことらしいんですが、エスプレッソなど何種類かのコーヒーを自分なりのアレンジで作って競うチャンピオンシップで、今年の世界大会は東京で開かれるそうです。実際このスペシャリティ・コーヒー・アソシエーションというのは日本にもあるようです。
 とにかくこのコンベンションではローストしたコーヒーの味見コンテストや、いろいろなプログラムがあって、奥が深いです。一杯のコーヒーにも真剣にアートのように取り組んでいる人たちがいる訳ですね。  
3月15日、ニコロデオン・ユニバースがオープンする。 三寒四温っていうのは日本だけの事ですね。こちらはまだ、六寒一温くらいです。今日は桃の節句、ひな祭りですが、甘酒が恋しいような寒さです。
 さて、来週末に、アメリカ最大のショッピング&エンターテイメント施設として有名なモール・オブ・アメリカの真ん中に広がる屋内遊園地が、日本でもケーブルチャンネルとして知られている子供専用番組局ニコロデオンのテーマパークになります。アメリカでは二ケ所目の「ニコロデオン・ユニバース」です。こちらでは、とにかくすごい人気のテレビ局として、子供だけでなく大人にも視聴されているチャンネルには、今や大人気の「スポンジ・ボブ」などのキャラクターが満載で、そうしたキャラクターたちが遊園地を盛り上げます。ジェットコースターなどもそうしたキャラクターで飾られ、勿論着ぐるみたちが出迎えてくれる訳です。大規模なグッズのお店をオープンするとか。
 以前は「キャンプスヌーピー」として日本人には人気だったのですが、どうも最近の子供たちには馴染みが薄いので、ニコロデオンに世代交代したのでしょうね。スポンジ・ボブというキャラクターはフランスでも大人気なんだそうです。(個人的にはどこがいいのかよく分かりません。アニメ自体もすごく変で、結局私は子供感覚を失ったんでしょうね。)
 とにかく来週土曜の15日、グランド・オープニングです。歌手アシュリー・シンプソンのコンサートもあるそうです。
投稿者 Husky15 4日 05:58 | コメント(4) | 観光
廃墟の一部が語る河の歴史 やぁ、今週になって何とか氷点下を脱し、少し寒気が緩みました。華氏零下20度なんていう日もありました。こうなると日本の摂氏で計る寒暖計にはない数値。外に出て息をすると胸が痛い、手袋をしていても5分もすれば指の先が痛くなる、というほとんど南極観測隊の世界だったりしました。
 少し気温が上がると、人は皆ぞろぞろと路上に出てきます。私も歩いていける距離の場所へ、出かけていきます。このところミシシッピ河畔にある製粉業と河の歴史を知る事のできるミュージアム、ミルシティ博物館に行く事が何度かありました。特に「すごい!」なんていう展示がある訳じゃないですが、その昔中西部の穀物地帯(グレインベルト)の中心として、20もの製粉工場と今もアメリカを代表する製粉会社を有するミネアポリスの歴史が楽しく理解出来るようになっています。
 アメリカ人なら昔から誰もが知っているキャラクター「ベティクロッカー」「ドーボーイ」はミネアポリスの製粉会社から始まったものです。そんな広告なども含め、ミシシッピ河の水力とそれによる製粉作業などの様子を知る事ができるのがこの博物館なのです。
 でも私が気に入っているのは、建物。もともとの製粉工場をミュージアムに改装したのですが、中庭に一歩出ると、そのユニークさがよく分かります。作業が停止され廃墟と化したビルが火事になり半焼。ところがその半焼し崩れた外壁をそのまま残したデザインになっています。中庭にもむき出しの鉄骨や崩れた石畳、赤茶けた柱や、焼けこげの残ったブロック塀がまるでオブジェのようにあらわにされています。中庭の向こうに開いているミシシッピ河畔への出口から河辺と空が切り取って見えるのもちょっと不思議な感覚です。
 この中庭を使って行なわれるカクテルパーティは雰囲気があって、なかなかです。www.millcitymuseum.org
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Husky15
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ミシシッピ河畔の中都市ミネアポリス在住15年目です。春から秋の季節の美しさが好きで、冬の寒さを許すことにしています。アメリカというとマスコミやメディアが紹介するものだけのイメージが行き渡っていて、残念です。もっと身近でハートウォーミングなアメリカを知って欲しいといつも思っています。
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